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With My Love


バレンタインな感じで書いてみました!勢いって大事ですねw

FF7SS・・・とは言い切れませんが、カテゴリーはこちらにしておきました。

誰が誰やら、当ててみて下さいw(すぐわかりますが;)

よろしければ、つづきからどうぞ~(^^)













































With My Love






「ね、今年はどんなチョコレートが食べたい?」

「ん?何の話だ?」

「もうすぐバレンタインでしょ?」

「バレンタイン・・・。そうか。」

「相変わらずそういうイベントには疎いのね。」
 


くすくす笑う黒髪の彼女。

金髪の彼は苦笑した。
 


「でも、甘い物得意じゃないもんね。あんまりチョコレートっぽくない方がいいかな。中にブランデーが入ってるのはどう?食べる?」

「作ってくれたチョコレートなら、どんなに甘くても喜んで食べるさ。」

「・・・そ、そう?」

「ああ。それに俺はチョコよりもっと甘い物を毎日貰ってるからな。」

「チョコより甘い・・・?」

「決まってるだろ?」
 


長い人差し指で彼女の頬をちょん、とつつく。

真っ赤になった彼女に対し、ふふん、とでも言いたげな不敵な笑みを浮かべる彼はウルフ5秒前。
 


「い、いつからそんな恥ずかしい台詞を言える人になっちゃったの!?」

「不満か?」

「そ、そんな事ないけど、でも・・・!」

「じゃ、今夜もさっそく甘いお菓子でも頂きますか。」

「ちょ、ちょっと・・・!チョコレートの話は!?」
 


Ah狼の餌食――――。
いつかの恥ずかしい歌が流れてきそうな、そんな夜。
 
 
 
 





























「新境地を拓くって大事だよね。」

「??何の話?」
 


難しい顔で呟くお団子頭の彼女に、
話が見えずに顔を上げるハリネズミな彼。
 


「だってさ、人と同じことばかり経験しても、成長に繋がらないじゃん?」

「へぇ、そんな事考えてたんだ。」

「ふふん、あたしをナメちゃいけないよ。人生何事もチャレンジ!これ鉄則。」

「で、何にチャレンジするの?」

「味噌ラーメンとチョコレートの夢のコラボレーション。」

「は?」

「これでチョコレート界に革命を起こすよ!」

「発想だけで十分革命されたから後はおとなしく鎮圧しようか。」

「なに寝ぼけた事言ってんの!法廷でのいつものチャレンジ精神はどこ!?」

「方向性が決定的に違うだろ!」

「チャレンジすることを忘れたら一気に老けるんだからね!」

「ぐっ・・・!」

「人生何事もチャレンジ!」

「待って待って待って!どこ行く気?」

「材料集め。忙しいんだから邪魔しないでよ。」

「いやいやいやいや!とにかくちょっと落ち着いて、よく考えてみよう。」

「だって味噌ラーメン入りチョコなんてどこにも売ってないじゃん。」

「そういう意味じゃない!そもそもその奇想天外な発想は(いつもだけど)どこから来たの?」

「カレンダー、見てみなよ。」

「ん?」

「明日、バレンタインでしょ?」

「あぁ、成程。・・・・・・・・・ってことはその恐ろしいチョコを食べる羽目になるのは・・・?」

「人生何事もチャレンジ!」

「ぼくがチャレンジするのかよ!」

「大丈夫!味噌ラーメンとチョコレートなんて最強タッグじゃん!」

「最凶タッグだろ!」

「一応胃薬も用意しておくから安心して!」

「そういう問題じゃない!」

「いってきまーす!いざ、新境地へ!」

「待った待った!異議ありーーーーーーーー!」
 


片や夢のコラボを、片や腹具合を懸けた攻防戦。

圧倒的に不利な男の悲鳴がこだまする、そんな朝。
 
 
 
 










 


















「・・・どんなのがいいかなぁ・・・。」
 


雑誌を広げて眉を顰める金髪の彼女。

誰もいないのをいい事に、デスクにうつ伏して独り言連発。
 


「そもそも、甘い物好きなのかなぁ~。」

「好きですよ、と。」

「そっか、良かったー。でも食べられない食品とかも考えないと。ナッツ入れたら美味しいけど、万が一アレルギーがあったりしたら大変だもん。」

「何でも喰いますよ、と。」

「そうかな~。クラシックな雰囲気から察するに、食べ物の好みが厳しそう・・・。」

「あのな、タークスやってて食い物をいちいち選り好みできるかっての。」

「でも、アレルギーは別じゃない。」

「どうしてご本人に訊かないんですかー、と。」

「・・・だ、だってあからさまじゃない!いかにも『貴方の為にバレンタインチョコ作るつもりなんです』って言ってるみたいで・・・。」

「人を介して訊く手もあるだろ、と。」

「あ、そっか。じゃあルード先輩に頼んでさりげなく訊いてもらえばいいんだ!」

「ツォンさんみたいな男に惚れると大変ですね、と。」

「えへへ~。でも、幸せだからいいの。」

「緩みきった声出しちゃって、それでもタークスですか、と。」

「もちろん!・・・・・・って、へ!?」
 


夢想から覚めて顔を上げれば、目の前にはニヤニヤした赤髪の彼。
 


「いいいいいいいつからそこに!?」

「お前な・・・、さっきから立派に会話成立させててそりゃないんじゃない?」

「セ、セクハラです!」

「なんでだよ、と。」

「あ、あの、あの、今の話は・・・・・・。」

「あ~、明日楽しみにしてるぜ、と。」

「――――っ!!せ、先輩なんかには絶対あげませんから!!」
 


反論ズレてるだろ、とつっこむ間もなく旋風のように部屋を飛び出していった彼女。

後ろ姿を笑って見送る彼。
 


明日俺の分のチョコが本当になけりゃ、さんざん頭悩まして作った「本命」へのチョコを奪い取るしかないですね、と。



とびきりの悪戯を考えついた少年のような表情で煙草を燻らす、そんな昼下がり。











 


(あとがき)
誰が誰やら・・・解説するまでもありませんでした(^^;)

クラティ、ナルマヨ、レノイリのどのカップルでいこうかな~と考えていた際、
「だったら全部ミックスしちゃえば良くない!?」
という何とも単純な発想で出来上がりました。

順番をどうするか迷ったのですが、ナルマヨを真ん中に持ってきたかったので、
そうするとレノイリがラストの方が締まりがいいかなと思いました。


名前を出さないで会話させるって難しかったです。

そういう意味ではレノイリが一番書きやすかったかなw
ちなみに一番すらすら書けたのはクラティ、一番楽しんで書けたのがナルマヨですw

長いあとがき失礼しました。

読んで下さった方、ありがとうございます。 目次(FF7SS)へ戻る

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